THE ICE 2021 愛知公演の週末は、とっても楽しい週末だった~♪
前回2019年のTHE ICE大阪公演に関しては、
昌磨さん中心の「その①」「その②」「その③」、そして全体編として「一日目」「二日目」の計5編を投稿したので、今回もそれくらいは書きたい!という意志はあるけれど、実行が伴うかは私の時間のやりくり術(最近急激に劣化中)次第なので、とにもかくにもまずは全体的な印象を書いておきます。
【それぞれが大変な夏】
”ノーマル”な状況だったら「楽しい週末だった~♪」だけで済むけれど、開催する人、出演する人、演出する人、支援する人、観客として見に行く人、見に行きたくても行けない人、行くことはできるが行かないと判断した人…等、それぞれが大変さを抱えての2021年真夏のアイスショー。まずは3回の公演が開催されて、公演そのものは無事に終わることができて本当に良かった。
私は昨年から今年にかけて何度か「行かない」と判断したが、今回のTHE ICEは「行く」と判断して、行って帰って元気に過ごすための方法を考えて、出来るだけのことは実行したつもり。そのひとつが移動先を最小限に絞ることだったので、2000年F-1日本グランプリ@鈴鹿の観戦以来だった名古屋の街はほとんどスルー状態で残念だったが、もっと気楽に歩き回ることができる状況になってから再訪したい(リニモの往復で4度車窓から眺めたトヨタミュージアムには行きたかったなぁ)。
最小限に絞った移動では、熊本-名古屋間は往復共に「貸し切り?!」という区間もあって不安はなかったが、モリコロパークの往復はどうしても込むし、会場内ではマスクはしていてもお喋りする人も多かった。私の土曜日の1回目のお隣席と、日曜日の後列席では演技中以外は延々と大きな声でのお喋りが続いていて、チケット販売を「ひとり1枚」に制限するのが会場内での一番の感染予防対策ではないかと思ってしまった。
もちろんお子様連れの家族やご夫婦を見かけると、ご一緒にお楽しみくださ~い♪という気持ちになるので、早く(迷惑にならない程度の)お喋りが楽しめるような状況になるといいなと思う。
私がリニモの駅から会場への移動中にお見かけした60代くらい??のご夫婦??は、旦那さんの方がMIZUNOさんのUNOコラボバックを斜め掛けされていて、マスクの下で思い切り微笑んでしまった☆ こんなご時世じゃなかったらちょっとお話したかったな。
【笑顔】
THE ICE 2021の全体的な印象として最初に挙げたいのが、若手も多い出演スケーター達のパッと輝く笑顔とひとりひとりを大切にした演出。後述するオープニングではソロパートがなくグループで滑った選手のみがお立ち台でスポットライトを浴びて紹介されていたし、もちろんコラボ出演の有り無しはあったけれど、男子勢は全員集合でコラボ演技を披露するなど、出来る限り平等な対応が気持ち良かった。
今年は春から国内選手のみのアイスショーがいくも開催されて、当然多くのメンバーは重なっているので、多くの皆さんが懸念していたことを私も心配していたのだが、全員が無理なく伸び伸びと楽しんでいる様子こそが”THE ICEの色”となっていた。
これはざちょ~(笑)のおかげでもあると思うのですよ。あくまでも「座長ではない」と言い続ける昌磨さんにはじれったさを感じることもあるけれど、そんなざちょ~が控えているからこそ、きっちりとか時間どおりとか決められたとおりに縛られ過ぎることなく、自分も一緒に作っていくひとりなのだという意識が生まれるのだろう。
ざちょ~さんも、頼もしい先輩・同僚・後輩がいるからこそ「座長ではない」と言えるのではないかな。
理念はしょうま、指導(総括)はけいじ、実務はかずきという感じ。
【Great Spiritの幕開け】
何と言ってもオープニングでうぉ~!ときましたね。
照明が落とされたリンク上のシルエットと動きで宇野昌磨参上!は一目瞭然だったが、まずはひとりで始まるの?? 盛り上げ必須のナンバーは何だろ?? 何であっても大拍手の準備はできてまっせ~!! と待ち構えていたら、スポットライトに浮かび上がった姿にうぉ~! もちろん響き渡るGreat Spiritにうぉ~!
これは各選手の代表曲メドレーになるの??と思ったら、初代Great Spirit衣装っぽい姿で次々と登場してくれてうぉ~! 松明?! 点けるの?! 点いた~!!でうぉ~! 松明を掲げての演舞にうぉ~! その松明を氷上にぷしゅっと押し付けて消火した様にまたうぉ~!
もうこうなったら何でもうぉ~!だけど、勢ぞろいで列をなしてのGreat Spiritの舞はうぉ~!うぉ~!うぉ~! そして舞人たちを率いる形で再登場したざちょ~さんがカッコいい!
昌磨さんはNowVoiceの配信で、皆さんにGreat Spiritを滑ってもらうことを恐縮していたけれど、何を言いますやら! 素晴らしかったし、これまでに他のスケーター達が真似しているところが何度も映っていたGreat Spiritですもん、皆が楽しんで舞っていたはずですよ♪
うぉ~!うぉ~!で大盛り上がりだったが、チュッキョさんが
Twitterで呟かれていた「2年ぶりのザアイス、何から始まれば良い?2019年のあの夏から我々は始めようじゃないか」を読み返すとじ~んときてしまう。2019年のTHE ICEは宇野選手のGreat Spiritで締めくくられて、さぁ、また来年!だったものね。
再来年になってしまったけれど、始められて本当に良かった。
【ロミオとジュリエット】
今回はどのコラボも楽しかったが、何といっても刑事&知子のロミオ&ジュリエットでしょう~☆ 何も知らずに初回公演で目にすることができた幸運に感謝。
音楽は現代版ロミオ&ジュリエット(ディカプリオ&クレア・デーンズ)だったが、ふたりが醸し出す雰囲気とスケーティングは本当に美しくてクラシックで、言葉は軽いが心の声が「なんてドンピシャ!」と呟いてしまった。
残念ながら私の網膜には録画機能がないので、早く映像で観直したい。
【コラボ後の…】
うっとりしてじわ~っときたロミオ&ジュリエットに対して、突っ込みどころがありながらも楽しい&カッコいいの男子総出のコラボについては改めて書こうと思うが、私の土曜日の席が2回共に北よりの東側だったので、舞台裏の声がよく聞こえており、一番うるさかったのが男子コラボの後だった(^-^;
初回では「なんで、なんで~??」という声が響いていたので、何が何でだったのか舞台裏映像を期待しております。
【成長が楽しみ】
3回の公演で複数のプログラムを披露してくれた選手も多く、今が楽しい&未来が楽しみな時間となり、全ての選手がこれからプログラムを滑りこんで、良い状態で競技シーズンを始めてくれることを心から願った。
ひとりひとりについて書きたいけれど、終わりそうにないので、今日のところは絞りこんで書くと、最も予想(期待値)を大きく超えて素晴らしかったのが三宅星南選手だった。彼は名前だけでも応援したくなる選手で、春のアイスショーの映像でも良くなったよね~と思っていたが、今回の2つのプログラム・計3回のパフォーマンスでは、ジャンプに安定感があって、(専門的なことは分からないが)筋力と技術も上がって、表現力としては意識していないであろう部分がしっかり表現となっていた。
彼はオープニングではお立ち台紹介組だったが、前方&側方へのお手振りの後に、忘れがちな真後ろにもしっかりと笑顔と会釈を届けていて、東側前列の皆さんの多くが射貫かれたことでありましょう。
【成熟が楽しみ】
春にこれまでとひと味もふた味も違う経験を積んだ田中刑事選手がまた素晴らしかった。昨年のNHK杯エキシビションでの初披露を現地で観ることができたショートプログラムは熟成が進み、フリーの方も初披露とは思えないくらいの落ち着きが感じられたが、両プログラム共に体力的に大層大変そうなのがとっても良い。攻めるのね。
フリーの曲は映画『セッション』から…でいいのかな。
これで興味を持って映画を観るという方もいらっしゃると思うが、観点で感想がかなり異なる映画だと思うので、出来るだけ真っ新の状態で観ることをお薦めします。私の主観による感想はこのBlogに掲載しているので、観た後で興味を持たれた場合に一読いただけると幸いです(こちら⇒
Whiplash : 『セッション』)
【成長と成熟が楽しみ】
やはり初披露だった坂本花織選手のフリーは、衣装によるものなのか”アメリ”の4年後、少女がひとりの人間として成長した姿を感じるプログラム。2日目の方がぐっと良くなっていたので、どの選手も初のお披露目ではドキドキで足元も落ち着かないのだろうな。
あくまでも私の個人的意見では、かおちゃんのスケーティングそのものにはリショーさんの振り付け(スタイル)は合わないと思っているのだが、難しい(時には無茶な)振り付けを課すことで成長を促す”親心”を感じるし、プログラム自体は好きだし、滑り込んで課題を克服することでモチベーションも上がるようなので、決して反対する気持ちはございません(^-^;
同じく成長と成熟を期待している友野選手は、フリーも勿論だが、再度の”ニュー・シネマ・パラダイス”が良いわ~ 是非とも競技大会で「よっしゃ~!」というパフォーマンスを見せてほしい。
【マイケル・ジャクソン】
昌磨さんについては昌磨さん中心編で書くつもりだが、印象くらいは書いておこう。
「マイケル・ジャクソン!」だけが事前告知?!で独り歩きしていた新プログラムの初披露は、Twitterでちょっと書いたとおり、氷上席から見える表情がとにかく硬くて硬くて、前半は緊迫の”Time After Time”という感じだった。
ビートが強くなった後半ではおっ♪と目を見張ったが、硬い表情はそのままで、ラストで早めに暗転しちゃった(若しくは、最後のポーズが滑り過ぎてタイミングが遅れた)ので、観客としてもここで拍手をしていいものなのか迷ったよねぇ。
手応えなしだったというご本人の初披露の感触には、観客の拍手の様子も含まれていたと思うが、あれはちょっとしたアクシデントとして差っ引いて考えてくださいな。
日曜日の2回目の披露では、冒頭から「よしっ!」と思った。何か分からないけれど分かるものがあり、プログラムとしても見えてくるものがあった。滑り込みを続けて、何度かお客さんの前で披露して、昌磨さん自身が手応えを感じる段階になったら、これまでにないプログラムと演技が見られるんじゃないか♪という期待も生まれた。
まだまだこれからだけど、まだまだこれからだからこそ楽しみだ。
【初の生”Bolero”】
今回の私の最大のお目当てが初めてのLive!のBoleroだったので、もう大満足です! 演技が終わった時には「ひゅ~♪」と心の声じゃない声が出てしまって申し訳ありませんでした!
【ありがたい案内】
Uno1ワンチャンネルで公演前々日に配信された会場案内からは、「気をつけていらっしゃってください」という気持ちが伝わってきてありがたかったな(映像を観た後で暑さ対策をひとつ追加しました!)
帰ってきてから再度見ると、あっ、あそこ!と分かるのがまた楽しい。お父様がおにぎりを購入された??カフェでは、私は幸水梨のアイスでクールダウン。美味しかった♪
…というところで、昨日は延期になったアップロードチャンネルのLive配信が20時に開始されるようなので、私もささっとアップロードして待機しよう。